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[2003.12.30]
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いま,すべきこと
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▼California City Claims 'Biggest Hot Spot'(PC WORLD)【英語】
http://www.pcworld.com/news/article/0,aid,114002,00.asp
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FTTHを上限として,速度は十分なものとなった。あとは,広さだ。そのために,必要なものは。
quote:Aiirnet社は来年1月1日,カリフォルニア州セリトス市で街全体を802.11bで覆うサービスを開始する。価格はDSLやCATVインターネットと似たものになるとAiirnet代表は云っている。現在,セリトスの約2.5km平方の範囲でサービスを行われているが,1月1日からはセリトス全域の14km平方でサービスが提供される。
ネットワークとは,生きるのになくてはならないものとなる。いまはまだ,なくても暮らしていけると思っている人もいるかもしれないが,それは間違いだ。だから,できるだけ広く,確実にネットワークにアクセスできる環境を広めるため,国がきちんと整備する必要があった。ホット「スポット」という名前の,そこに出向かわなければ利用できないものではなく,どこにいても,誰でも利用できるものがあってしかるべきだ。もし,それ以上の回線速度などのサービスを求めるなら,民間企業が提供すべきものだった。
言葉を話すのにどこかの会社と契約しなければいけない,手紙を書くのにどこかのサービスを利用しなければいけない,ということはあるはずがない。ネットワークとは,そういう存在なのだ。だがまぁ自分の存在と相反する「国」が(過去記事)ネットワークの構築を行わなければいけない,というのがそもそも間違いなのだろう。とはいえ,そのような環境整備を行えるのは,国以外に存在しない。いままでの国に飼われていて,著作権などで権利をごり押しし続ける人々の存在もそうだが,ネットワークがあることでいろいろと社会に歪みが出てきている。ネットワークをすべて廃棄すべきなのか,国を捨て,別の社会構造,社会秩序を作るべきなのか,ひとりひとりがきちんと意志を持つべきときが,いま,なんだ。
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